人材採用

【関西の中途採用】大手は機械・電気系のエンジニア、中堅は営業職の求人が増加

日本人材ニュース

インテリジェンス(現パーソルキャリア
園部 佑樹 事業企画(関西・中部担当)

DODA人材紹介サービスにて5月中に増加した求人は、昨年対比137%増。6月以降についても引き続き増加していくと見込まれます。大手だけではなく、中堅・中小含め幅広い企業が採用を検討しています。募集職種の内訳は昨年と大きな変化は有りませんが、機械・電気系のエンジニアの募集の増加が目立ちます。

規模別にみると、大手では特に機械・電気系のエンジニアの募集が、中堅規模においては営業職の求人増加が顕著です。 求人発生業種別に見ると、職種の内訳同様、機械・電気系メーカーからの求人発生の比率が高まっています。採用競争の激化、賃上げの動きの影響あってか、各職種で予定提示年収の下限値・上限値ともに昨年比で数%上昇しており、特に機械・電気エンジニア職は10%以上の上昇となっています。

DODAへ登録のあった転職希望者について、登録数は昨年比で10%強増加しています。職種別に大きな特徴はなく、どの職種も増加しています。ただ、IT・通信系技術者は昨年を割り込むくらいの水準となっており、各社から聞かれる人材不足を如実に表す結果となっています。

また、年代別に見た際、40代以上の伸び率は30代以下の伸び率よりも高くなっており、転職希望者の年齢幅が広がってきています。

転職決定実績について、転職決定者の経験職種の比率は昨年とほぼ同様です。採用時の年収については営業職やバックオフィス系職種は昨年とほぼ変化がないものの、機械・電気系、建築・土木系の職種は平均で30万~40万円上昇しています(4~5月実績)。

求人の動向からしても、製造業の技術職の募集においては年収提示額が高くなる傾向にあると言えそうです。

各社の採用積極化を背景に採用難易度が上がっていることに加え、内定から入社までのリードタイムが長期化する傾向にあります。求人内容のさらなる魅力化に加え、採用開始の意思決定を早めることや、書類通過から内々定までのリードタイム短縮化、内定から入社までのフォローアップ強化などが採用成功のポイントになります。

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