人材育成

【著者が語る】できる上司は会話が9割 「困った部下」が戦力に変わる、コーチングのスゴ技

ナンバーツー
林 健太郎 エグゼクティブ・コーチ

社員の自律性や自発性がより重要になった現代、リーダーの果たすべき役割は本質を問い直されています。ビジネス環境や働き方の変化、価値観の多様化により、部下のマネジメントも一筋縄ではいかなくなっています。昇進、上位の役職、待遇の改善など、まるで「ニンジン」のように上からぶら下げられる報奨にそそられない部下も増えていることでしょう。

そんな中で、今のリーダーに求められているのは部下の能力ややる気を「引き出す」会話のスキルです。部下が自律的に動き、成果を出し続けられる最強のチームを作るためには、個々人や場面に応じて個別化された会話が重要です。

私はこれまで「リーダー育成家」として、日本を代表する大手企業や世界的に有名な外資系企業でリーダー職に就く方々の成長支援をしてきました。また、日本有数のエグゼクティブコーチとしても活動し、経営者や上級管理職の方向けに「会話」を通した成長支援をしてきました。

その中で、「育たない部下」や「なかなか自律しない部下」に頭を抱える上司の姿をたくさん目にしてきたのです。この苦悩に身に染みて共感できるリーダーはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

本書には、現場のリーダーに日々寄り添い、ともに実践してきた私だからこそお伝えできる叡智を結集しています。「会話による成長支援」という私の専門領域での積年の経験と実績に基づいて、困った部下に対する「今まで有りそうで無かった」処方箋を、明日から即実践できるようにわかりやすく濃縮しました。

私の実体験に即した事例を用いてスキルをお伝えする構成ですので、会社の現場でよく起こる光景を頭に思い浮かべながら自身の実体験と照らし合わせて学んで頂きやすい内容となっています。読者の方からも、わかりやすさ、納得度、実践しやすさにおいて多くの好評を頂いています。

現場で日々奮闘される日本全国のリーダーに敬意を表するとともに、本書が現職のリーダーのみならず、ひいては、未来のリーダー像を考える若手社員の指南書としても一助となれば幸いです。

林健太郎 著
三笠書房、税込1,650円

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