労働者派遣事業の売上高7兆8689億円、前年度比2割超の増加

 厚生労働省が、労働者派遣事業を行う3万8040事業所の提出した事業報告を集計した結果、労働者派遣事業の2019年度の年間売上高は7兆8689億円で前年度比23.3%増加したことが分かった。

 労働者派遣事業の年間売上高は、2016年度に増加して以来微減傾向だったが一転して2019年度は増加した。

 売上高ランク別に事業所数をみると、売上高10億円以上は1325事業所(全体の4.7%)となった。最も多かったのは売上高1000万円~5000万円の事業所で全体の29.6%、次いで売上高1億円~5億円の事業所が28.5%を占めた。

 派遣先件数は69万7832件(前年度比1.2%増)で、3年ぶりに増加となった。

 派遣料金(8時間換算)(平均)は2万3629円で、前年度比2.5%増加した。

 業務別にみると、派遣料金が最も高かったのは「医師、歯科医師、獣医師、薬剤師」で4万1069円と、唯一4万円を超えた。次いで「法人・団体役員」3万2487円、「情報処理・通信技術者」3万1539円、「建築・土木・測量技術者」3万119円と3業種で3万円台となった。

 派遣労働者の賃金(8時間換算)(平均)は、1万5234円で、前年度比2.3%増加した。

 業務別にみると、賃金が最も高かったのは「医師、歯科医師、獣医師、薬剤師」で2万7726円、次いで「法人・団体役員」2万3778円、「法人・団体管理職員」2万330円と3業種で2万円を超えた。

 派遣労働者数は、約184万人となっている。内訳は無期雇用派遣労働者が60万4215人、有期雇用派遣労働者は123万1710人。

 集計結果は、2019年4月1日~2020年3月31日の期間内に属する報告について、3万8040事業所の状況をまとめた。

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